夏が終わって秋になると,
私好みの映画が上映され始めるので,
秋は大好きな季節です。


この秋見たい映画第一弾,
『怒り』をさっそく見てきました。





(画像をお借りしています。)


レディースデイに見に行ったこともあり,
なかなかのお客さんの入りでした。


元々吉田修一さんの小説が好きで,
この『怒り』も映画を見る前に読んでいました。


怒り(上) [ 吉田修一 ]


怒り(下) [ 吉田修一 ]


原作がある映画を見る場合,
原作を読んでから見るか,読まずに見るか
どちらがいいかということが
よく話題に取り上げられますが,
この作品については,
原作を知らずに見た方が面白かったかな~
というのが私の感想でした。

(あくまでも私個人の感想です。
原作を読んでから見ても面白かったと
感じる方もたくさんいるかと思います。)


犯人探しが主題ではないのですが,
犯人を知っていると
「誰が犯人なの?」というドキドキは
味わえないんですよね。
当たり前ですが。

で,一番のテーマである
「愛する人を信じ切れるのか」という点が,
映画の場合は時間の関係上
駆け足になってしまっているところが
残念だったなと。

原作では,登場人物の揺らぐ気持ちが
丁寧に描かれていて,
そこが読みどころであった分,
映画では物足りなさを感じてしまいました。

役者の方達は皆熱演していて素晴らしかったし,
作品の作り自体も,原作のテーマをきちんと
表現しようとしていて良かったのですが,
2時間半弱にまとめるのは難しかったように思います。

今流行りの前・後編みたいにすれば,
もっと人物の心の葛藤を描くことに
時間を使えたんじゃないかなとも思いますが,
2本に分けて上映するようなタイプの
話でもないようにも思えるし,
難しいところです。

テレビドラマで2夜連続前・後編で放映するのは
どうだろうとも考えてみたりしましたが,
ドラマだと今回の映画のような豪華キャストを
そろえるのは難しいんでしょうね。

などなど,とりとめのないことを考えてしまいましたが,
私が原作が好きでハードルを上げて見てしまった分,
辛口な感想になってしまっただけで,
見ごたえのある映画だと思います!


最後に,この映画の役作りのために
宮崎あおいちゃんは体重を7キロ増量したそうですが,
スクリーンで見る姿は,どこが7キロ増えたの?って
分からないくらいスリムでした。

普段どんだけ痩せてるのかしら~!?







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